「5」

寄贈者

タイキグループ 代表 小田 喜代春
（創立50周年記念事業）

設計

ODA建築事務所

施工

株式会社　マルタ山本石芸

設置

2022年8月8日

CONCEPT

大自然による造形（アート）をそのままに、素の自然を体感できる場所へ。

六方石とは、火山の地下から上昇してきたマグマが、海底で噴火を起こさずに冷えて体積収縮により六角形状の割れ目ができた柱状節理が生じたものです。四角や八角のものもありますが、ハチの巣のように六角形が一番安定した形になります。石の名称で玄武岩です。また、六方石は日本全国に産地がありますが、今現在、採石している所はありません。
重量は大きいものから順に、4.3トン、2.9トン、2.1トン、1.9トン、1.6トンの合計12.8トンです。採石された石のうちでは大きなサイズとなります。

五島列島が国立公園に指定された1955年3月以前に採石(時期不明)され、佐世保市の石材店から25年前に施工者である岡崎市のマルタ石芸店が購入した石です。

ベンチアートの一つとして、造形的なベンチではなく大自然が造り上げたままのベンチがあってもよいのではと考え、何の加工もしていない六方石をベンチアートとして、タイキグループ創立50周年を記念し5本寄贈するに至りました。

蒲郡市民の皆様や観光に訪れる皆様に、自然豊かな五島列島から切出されたままの石に触れ、目の前の竹島を眺め、最高のロケーションの中で自然を肌で感じて頂きたいと思います。また、世界遺産に登録された五島列島の歴史、そして、当地、蒲郡の歴史に思いを馳せては如何かと考えます。

CONSTRUCT

設計ODA建築事務所

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